Clannad制作状况

折戸伸治氏
――今回のゲームでの音楽イメージはどのようなものですか？
　　『AIR』が夏だったのに対して、『CLANNAD』は春が中心ですので、
季節を感じ取れるような曲作りを心がけています。

――前作と比べ意識して変えたことは？
　　前作『AIR』はどちらかといえば、スローテンポな曲が多かったので、
今回の方が多少バラエティーに富んでいる気がします。ハード面では、
曲数が多くなりそうなので、CD-DA再生からPCM再生になる予定です。
PCM再生のメリットは、CD以上の音質が可能だったり、ループが
スムーズに繋がるなどがあります。

――制作スケジュールは、現在どの程度まで進行していますか？
　　おおむね、順調に進んでいると思われます。サウンド部分だけでいえば、
７割程度です。

――全体を通して今作の意気込みなどを。
　　Keyとして３作目であり、前作からすでに２年近く経過していますし、それ
なりにユーザーさんの期待も大きいのも感じます。良い意味でプレッシャーを
感じながら頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

戸越まごめ氏
――今回のゲームでの音楽イメージはどのようなものですか？
　　曲調に関しては、前回よりは広がっていると思います。BGM全体の
統一したイメージというのはありませんが、僕の曲に限定すれば、
穏やかさを意識して書いているつもりです。

――前作と比べ意識して変えたことは？
　　今回はCD-DAではないので、無限ループを前提として作っています。
その影響もあり、意図的に１曲の中では抑揚をつけないように勤めています。
だから、曲単体で聴いたらつまらないものが多いかもしれませんね。

――制作スケジュールは、現在どの程度まで進行していますか？
　　まだプリプロ（レコーディングに取りかかるまでのクリエイティブな段取り）
を揃えている段階です。それ以降の作業は全曲揃ってからです。

――全体を通して今作の意気込みなどを。
　　壮大な目標は掲げないことにしているので、小さな部分で前作を
超えられる演出ができればいいかな、と思っています。