【KEYFC第19.96届版杀】 -やがて、季節は移ろい、雪は解け行く- 讨论帖

「ケホッケホッ」
……昨晩無理して夜遅くまで待っていたせいでしょうか。今日はちょっと風邪気味です。
皆が皆徽章をほしがるこの状況では、誰かに一定の票数を集めないと埒が明きません。
今のところ、そのhyabcd0123っていう人の言う事のほうが客観的で正しい感じがします。
なら、今、私のすべきことは…
「私はhyabcd0123さんに賛同します。特に何かしら情報がない現状では、hyabcd0123さんの出した提案が一番現実的かと。そういう訳で、私の一票はhyabcd0123さんに入れることにします」

VOTE：hyabcd0123

「……予想外の発言と進行状況にちょっとびっくりしましたが……まあ、いいでしょう。何もないよりはずっとマシでしょうか」
そうは言ったものの。何なんですか。その「私は強い」の言い方？
最近の流行でしょうか。私にはさっぱりです。
でもそれよりも……
「雪ノ下さん。貴方の連れは先からずっと私のことを抱きついて離してくれませんけど、どうにかして貰えませんか……」

誰も死んでなかったとは予想外です。
でもそれはつまり、ここからが本番ということですね。
さすがに初夜でガーディアンがピンポイントで狼さんたちのターゲットを守ったと言うのは考えにくいですし……とすると、昨夜犠牲者ゼロの状況は恐らく巫女さんのおかげでしょう。
とりあえず、今は巫女さんと警視正さんの発言を待ちましょう。
巫女さんが本当に薬を使ったら、今すぐ出てきてもおかしくないでしょう。
そして警視正さんもまた皆に択ばれることがあって、発言に場を左右できる大きい影響力があります。
無用な発言をして疑われるぐらいならば、ここは沈黙すべきでしょう。
「またですか…」
そして、私の思考を断つために現したかのように背後から抱きついて来たこの人…
「やっはろー！」
「……まさか今日も来るとは思いませんでした」
今日も今日とて気が滅入りそうです。

「占い師も出た所で、私からもちょっとした目くらましを放ってみますか」
「なになに？何の話ー？」
貴方には関係のないことですーーってきっぱり言いたい所ですが、どうもそれを言い出すと話が逸れちゃう恐れがありそうですので、やめて置きますか。
と言うかこの人は何でこちらにいるのですか？ゲームの参加者でもないのに。
まあ、いいでしょう……今はそんなことより、ゲームの進行に貢献しなければ。
「私の正体は恐らく狼さんたちにバレてしまったので、これ以上隠しても意味がありません。巫女COします」

「……COは英語のComing Outの略です。つまり告白と言うことです」

「説明がいりますね」
xishが質問をすると、私はこう返事を返しました。
「xishさん。貴方は私に『昨夜の状況はどういうこと』って聞きましたよね。私も言いましたけど、私の正体は恐らく狼さんたちにバレてしまいましたっと」
ここまで説明すると、のどが急に痒くなってきたせいで、私は思わず咳き込みました。
「ケホッ……失礼。この状況、私の正体が狼さんたちにバレる可能性は一つしかないと思います。つまり、私の言いたいことはそういうことです」
ケホっと。のどが痒い私はここでもう一度咳き込みました。
「しかし奇妙な話もあるものですね。この理屈はかなりシンプルで分かりやすいと思いますが、貴方にはそれをまるで考慮してません。もし貴方が狼なら、この結論に至るのは極めて容易いはずです。例え貴方自身が考慮してなくても、狼チーム全員が考慮してないことはさすがに考えにくいです。とすれば、貴方が白であることは自然とはっきり分かってきますーーと、私はこう判断しましたが、皆様はどう考えますか？」

「無論、演技である可能性もあります。しかしこの状況で狼さんたちが毒殺されるリスクをわざわざ負って、私の正体を疑うような真似をすることは到底思えません。今の私は既に身を守る手段を失っています。つまり狼さんたちにとって、身を潜み、夜で私を仕留めた方が何より安全でこの上ない方法です。つまり、私が巫女COをした後、そしてこれを指摘する前の間で私の正体を疑うような人は、狼であるはずがありません」