回复:この醜くも美しい世界 第一話
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プロローグ
現在、地球上に存在する動植物は四百万種下らないと言われている
だが、地球の誕生以来存在したとされる生物種の総計は実に五十億から五百億にも達する
即ち九十九点九パーセントの種は絶滅という運命から逃れることができない
地球上の生物種は過去六回、大絶滅に見舞われている
しかし、絶滅要因とプロセスは未だ明確にされてはいない
オープニングテーマ(metamorphose 歌:高橋洋子)
さようならと囁く、醜き世界に
赤く赤いその翅で、すべてを飾って
汚されるほど、愛しく思える
この地球で息をしてるものよ
憎んでいるほど、抱きしめたくなる
鏡の前別の自分じっと見つめてる
そして、人は弱さ隠すために
優しい誰かを傷つけた
さようならと囁く、醜き世界に
赤く赤いその翅で、きらりと舞い踊る
どうか熱いキスを、そうよ何度でも
暴れ出した、心に気づいたなら
もう一度、変われる
なあ、俺思うんだけどさ
俺が何もしなくても、世界は勝手に動いてる
遠くのどこじゃ、戦争やってて、相変わらず止めようとしない
犯罪だってなくならないし、どこにいてもいやなやつはいるもんだ
俺がなんかしたところて、そんな世界は良くも、悪くもならない
お?
だから、ここで寝転がって何もしないと、そういうわけ?
それがサボりの言い訳になるか?
おうれ、お立ち
いてなあ、なにすんだよう
世界のことどうでもいい、竹本タケルくん。
今君のすべきはプール掃除のはず
わかったよ、やるよ。
そうそう、つべこべいっとらんで手を動かすの
じゃあ、俺あっちの消毒槽を
そっちは更衣室
ほんでもって出口
タケルの分なら、俺がやるよ
リョウ様
もともと、水泳部の人手が足りないからって、手伝いよかてってなのは、俺だから
リョウ様、何でも優しい
竹本君と大違い
でも、不思議
そうな二人はいつもつるんだって
それ、私も不思議に思ってました
そりゃ、俺、タケルのこと好きだから
え?
もちろん、 浴香 、桜子もね
え?
聞いた?浴香、リョウ様あたしのこと好きだって
タケルと同一みたいなのは、ちょっと引っ掛かるけど
残念でした、リョウの好きには、見境はないんだよ
ええ、そう
人はいい気分に浸っているときに
お前というやつは
この
やったな
おのれ
こういうことになるといきいきして
やるべし
ちょっとそこ 桜子、浴香、タケル 真面目にやろうよ
あ?
それ
やあ!
第一話 暁が光と闇の
わかれめ
ただいま
お帰り、タケル君
あら、リョウ君も
こんにちは
ただいま、おばさん
おお、帰ったか
おじさん、また昼間から飲んでの
いいんだよ
夕暮れ時の一杯はおれの日課だ
ったく、そんなだから、店だって、大きくならないだよ
お前らも、飲むかい
あんた
洗濯してくるから、先、部屋に上がっててくれ
ん、ありがとう
あっ
おっ
あっ
あっ
あっ
マリ
きゃああああああああ
あ、洗濯だたら、マリが今お風呂使ってるから
遅かったな
これだから、居候は嫌なのよ
デリカシーないだから
お前がいるって、知らなかったんだよ
これだけ暑きゃ、シャワーくらい浴びるわよ
あんなもんじゃ、服着てると、変わらないだろう
バカ
それより、先浴香と桜子から、電話があっだわよ
え?
プール掃除手伝うはずが、水遊びに熱中してたって
何って、掃除なんか詰まんねから
無駄のことばっかり一生懸命になって
そのエネルギー、他の事に使いなさいよ
タケル君のいとこだからって、私また文句言われるのよ
はあ~
リョウ君からも、よく言っといて
ん、はい
洗濯物、ここに置いといたからね
やっと嵐が去ったか
洗濯、代わりにしてくれたんだから、よかったじゃない
大損だよ
マリの裸みたくらいで、引っぱたかれたんじゃ
そうなものかな
無駄のことに一生懸命、か?
え?
どうもそうなっちまうんだよな
何かしなきゃって気持ちあるんだけど
その気持ちの向けところがわからない?
あれ?また同じ話してるか?
本当はさ、まじめなんだよ、タケルは
俺が?止せよ
タケル君、鞄廊下に置きっ放しよ
すぐに、片付けといて
俺の周りの女は、口許さないやつばっかりだ
そう?みんないい子だよ
そうか?
じゃあ、タケルの好みはどうな子なのさ
なんだよう、いきなり
俺?
バカ、例えばだな
そう、桜子より髪はさらっとしてて、浴香よりもスタイルはよくて、マリみたいに煩くなくて
なんか難しい注文だな
あ?何してる?
スケッチ
や、やめる、恥ずかしい
あ?
どう?
お前、絵、うまいな
タケル君
タケル君、ちょっといい?
はい
すすきたいの早川さんから、山田印刷さんまで、五時までにね
伝票は入ってるから
悪いわね
そりゃあ、バイト代はちゃんともらってますから
それに、俺がしかり稼いで
もっと、ちゃんとしたところに店、開きたいですしね
そんなこといいから、あんまり飛ばすんじゃないぞ
飛ばすんだって、へへ、まだうごいだすね、このぼろ
だからさ、飛ばすなよ
お待たせ
旧道行くんでしょう
帰る付いてに乗せててよ
でっがい荷物だな
タケル君
気をつけてね
おん
あ、いつもご苦労さんね
まだよろしく
まったくさ、おじさんには、上昇志向っていうもんがないんだよな
いまのままで十分なら、背伸びしなくていいってことでしょう、いいんじゃない?
分かんないね、やればできるはずなのにさ
お?
毎日進もうとするばっかりだ、正解とは限らないんじゃないかな
でも、タケルのというところ、好きだよ
おい、あれ
あの光
なんだそりゃ
もとって来る
流れ星かな
バカ、いいえ
畜生
何なんだ、一体?
でも、綺麗だ
あっ
なっ
リョウ、今の光、見てだよな
ん、凄かった
何かが頭の中をぬけていてだよ
行って見ようか
お、お
あれは、先の、光
人だ
あ、タケル
ヒカリ、私は、ヒカリ
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私は、ヒカリ
女の子だ
何だよ、あれ
やあああああああ
リョウ、止せ
何とか、追っ払いだね
お、お前、遣る時が遣るな
お、うああ
こりゃあ、おじさんに大目玉だね
ほら、これ着て
何時までも、裸じゃ、こっちが困る
先まで、引っ付いてだくせに
しょうがないだろう
そう言う成り行きだんだから
あ、匂いを嗅がないの
先のやつ、まだ来るかもしれないんだ
早く逃げないと
それ言うなら、この子はどうなのさ
な、な、先から、気になってたんだけど
この子さ、昼間、お前が書いた絵にそっくりじゃないか
それは違うよ
あ?
うん、違う
だって、俺はタケルの言った通りに描いただけだから
タケルの理想の女の子ね
君の名前、ヒカリというの?
うん、私はヒカリ
先、道で出会った輝きも君だんだかな
お前、よく自然に話せるな
タケルは知りたくないの、ヒカリのこと
そ、そりゃ
この子、ヒカリって名づけたなのさ、タケルなんだよ
きっと、あの時
あ、俺は別にそんなつもりで
そう?いい名前だよ
覚悟決めるしかないよ、タケル
覚悟って、どんな
さあ、それはタケル次第
先の怪物は、間違いなくこの子を狙ってた
余計な苦労を背負い込みたくなかっただら、
何の覚悟もきめないっていう、
選択もないわけじゃないけど
きゃあ!
大丈夫
何が落ちただけだ
震えてる、不安なんだ、この子
柔らかくて、とっても華奢で
ヒカリ、ヒカリ
俺はタケル、竹本タケル
タケ、タケル
大丈夫、ヒカリなら、俺はきっと守ってやるから
へへ
(呻吟)
タケル
どうした、タケル
(呻吟)
何だ、今は
心臓が、飛び跳ねたみたいだ
虫の音が、消えた
リョウ!
きゃ、タケル
ヒカリを放せ!
この、放せ
タケル、タケル
タケル
ヒカリ
逃げる、ヒカリ
体がいうこと、聞かないんだ
お前だけでも
いや、タケル
バカ、早く逃げる
いや
ヒカリ
チクショウ~
畜生,守るっていったのに
俺は、何もできないのか
チクショウウウウゥゥゥゥゥ!!
ヒカリ
待ってて
タケル?
俺は一体、どうなったんだろう?
体の底から湧き上がるような、この力は?
そう来なくちゃな (そう来なくては「詰まらない」)
俺は、一体どうしちまったんだ?
こんな姿になって、こんな力を使って
怒りのままに、闇雲に
もういい、もういいだろう
何で?
ま、待って
くそ!
うふふ、ふ、ふ
大好きな匂いがするわ
そう、あなたしにかけてるのね
うふふふ、ふふ、ふふ
ヒカリ
リョウ
畜生
あっ?
リョウ!
タケル?
ヒカリ
ヒカリ
タケル
ヒカリ
良かった
タケル!
ヒカル?
怖かった
大丈夫
ヒカリは俺が守るから
あっ!
だけど、ここでいったい何があった言うんだ
怪物の血で青く輝く河の前に
俺はヒカリを守ると誓った
この満月の夜、こうして
すべてはここから始まったんだ
エンディングテーマ(夏色のカケラ)
真っ直ぐに、こっちは狙ってる太陽
まっすぐに、こっちはねらってるたいよう
夏という光にやかれたい
今日はどうな風に
わたしをかえてゆくのかな
ちょっとだけ不安でも素敵
はじけとぶ、わきあがる、夏の欠片が
光、空に、海に、世界にふりそそぐ
抱きしめて、囁いてそのとき
あなたはどうする
あやふやなやさしいなんて
いらない
予感は一瞬で
真実になるかな、この暑い季節に
次回予告:
あ、私、西野マリです
そりゃあね、目高やきんぐなら、良しとしましょう
親を亡くした子猫なら、見て見ぬ振りもできましょう
なのに、タケル君なら、こともあろうに
どこの誰ともわからない女の子連れて来て
この子は俺が守るっですって
次回、この醜くも美しい世界
あなたが始めて
何、何が始めてなの?
ことと次第によっちゃ、ただじゃ置かないんとだからね