本日発売された『電撃ビジュアルアーツ 2012 AUTUMN』より
巻頭特集として、アニメ「リトルバスターズ!」について取り上げられていました。主な内容
①アニメ『リトルバスターズ!』のキャラデザを担当している飯塚氏の簡易コメント
②アニメ『リトルバスターズ!』の脚本を担当している島田さんへのインタビュー記事(長文)
③麻枝准が強く影響を受けた楽曲たちを紹介するコーナー(本人コメント有り)
④ビジュアルアーツ大感謝祭レポート
⑤「幸せになる番」に対する麻枝准のコメント
⑥秋のKey作品特集ということで、Rewriteスタッフ(いたる、都乃河、ロミオ、竜騎士)がお互いに気になることを質問をし合うというユニークなコーナー
⑦ビジュアルアーツの新作情報
⑧アンソロジーコミック
まずは、キャラクターデザインを担当されている飯塚氏による
キャラ設定のコメントが掲載されています。
・原作のデザインは二人で担当されているので、アニメに落とし込む際には、
パッと見て2種類の絵柄があることがわからないように気をつけた。
・目の処理だけは、二人の絵柄の違いをなくさないようにしている。
・雰囲気は残しつつ業界の〝流行のライン"を取り入れ、原作の絵との間を
取った形にしている。
・デザインで気を使ったのは全身のバランス。特に、真人とクドが同じ地面に
立っていても違和感が出ないよう気を付けて、全キャラの全身の設定をあげてから
表情設定に入った。
・独特かつ、秀逸なデザインなのでなかなか落とし込めず苦労した。
アニメとして動かしやすくしたつもりだが、顔のまわりは線が減らせなかった。
続いて、脚本を担当されている、島田さんへのインタビュー記事が4ページ分あります。
以下はその内容から判明した事、気になった部分を記載しておきます。
・原作では9人の女の子がいて、理樹が彼女たちの問題を解決していくわけだが、
それをいかにして1本の物語に落とし込むか…。
↓
・それこそ原作のように、
1人ずつパラレルに描くという方法もあったが、
それだと全体を通して見た時に理樹がいろいろな子に恋をしているようにも
見えてしまうので、恋愛ストーリーとしてはマイナスかなと。
↓
・原作では
恋愛感情として描かれているところを男女間、仲間同士の友情に
置き換えたりしている。幼いころに恭介に手を差しのべてもらえたおかげで
立ち直れた理樹は、同じことをほかの人にもしてあげたいと思っている。(その気持ちを、彼が女の子たちの心の問題に関わる時の基本的な立ち位置に)
・この作品は理樹と鈴の物語なので、他の人が直接問題を解決するようなことが
あってはいけないが、仲間になにかあったなら、みんなでそれを助けよう、手を
貸そうと動くほうが自然かな、と。ただ
「問題を解決するのは理樹」という前提。
・原作でのデートシーンでも、アニメでそのまま描くわけにはいかない。
そこで、
いかにデートではないようにするか。そして、デートではなくても、
いかにふたりきりでいる状況が自然であるようにするかに苦心した。・鈴と小毬の絆も重要なファクターだと感じたので、アニメでは鈴と小毬の絆が
育まれる過程やふれ合いを強化したいと提案。
なので、アニメでは序盤から2人のかけ合いが増えている。
・最初、ゲームの全ルートをさっとクリアした時の感想が
「この物語はアニメで
ていねいにやったら100話くらいは必要だろう」というもの。
(きちんとやり込んだ後は、200話くらいは必要だと思われていた。)
・アニメも原作同様、理樹の視点で物語が動いていく。これは理樹と鈴が見ている
世界の話なので、
彼らが見ていないところでは世界が動かないかのように、
極力描かないようにしようと当初から決めていた。最後に、理樹役を担当されている堀江由衣さんへのインタビューが2ページ分掲載。
・大きな声を出すとついつい声のトーンが高くなってしまいがちなので、そういう時に
声を低く保つのが大変。あとは、年ごろの男の子なので、相手が男の子の時と
女の子の時とでは、話す感じがちょっと違うんだろうかな…と意識している。
・物語序盤では、まわりのみんなにちょっと頼ってしまうような雰囲気を出せればと
そして早くも
「電撃ビジュアルアーツ2013 WINTER」の発売が決定されています。
こちらも、TVアニメ「リトルバスターズ!」について特集があります。
その他には
『Key次回作への展望』と、そろそろ何らかの情報が出てきそうですね。
お馴染みのシャワータペストリーは「朱鷺戸沙耶」のイラストに決定しています。