回复: いつでも参加できるみんなでゆっくり書いた間抜けな連載超小説「救世主日記」
何日過ぎてきた。ここの生活もだいぶ慣れてきた。自分のその物凄く恥ずかしいロリ声も何とか受け入れてきた。
でも——
「はあぁぁ 暇だなあ」
村長ってこれほど暇人なんで知らなかった。
ここまで毎日も楓姉ちゃんとお茶飲んだり飲んだりしてのんびりと過ごした。
「あの…楓姉ちゃん。ここで、本当に村長なんで必要なのか?」
「前来た時も今も、村民たちは全然無関心じゃない?勝手に毎日過ごして、村長に頼むことは何一つもないじゃん」
「いったい、村民たちはなにを期待してるか?あるいは、実は何も期待していないのか?」
楓姉ちゃんに訴えた。
楓姉ちゃんはお茶を飲んでまま、しばらく考えると、口を開いた。
「じゃあ、村長を辞めませんか」
「え?すみません、もう一度言ってください」
あんまり予想外れの発言だったので、あたしはびっくりした。
「だから、村長を辞めましょう」
「ここでは村長はいらない。私はわかってるよ」
「どうしてわかるの?」
「詳しいことはひ・み・つ~ とりあえず嫌な思い」
「それに、可愛いな女の子二人は村長役とその補佐役をやるなんで、勿体ないわ」
いや、あなたはもう女の子とは言える歳じゃないんだ。まあ、突っ込まないでおこう。
「そうだ、村長を辞めて、巫女にしようよ」
「え?すみません、もう一度言ってください」
またあんまり予想外れだったので、あたしはぼーっとした。
「だから、村長なんかより、巫女のほうが萌えで人気で面白いじゃない~」
「綾ちゃんにぴったり~」
自分の巫女姿を想像してみろ。
「……なんだか村長より一層恥ずかしくなる感じ」
「でもあたしが村長を辞めたら、楓姉ちゃんはどうするの?」
「それは簡単さあ。実はね、私はこう見えても、魔法使いだよ♪~」
「久遠寺家ねぇ、ずっと昔から魔法の名家だよ~」
「というわけで、私はたまには神社に遊びに行く魔法使い役をやってもいいよ」
そして、よくわからないが、とこか聞いたことがあるBGMと共に、楓姉ちゃんとあたしはジョブチェンジした!
「そうだ」
魔法使い久遠寺楓は何か思い出した。
「先は言い忘れたけど、巫女にチェンジしても、君の役目は変わらないよ」
「村民は何を望んでいるのか、早く調査しなきゃ」
「えっとね、巫女だから、神社を建てて、願い箱をしよう~」
「それで、村民の願いを聞いたり叶えたり、うまくいけそうじゃないか?」
無難なことだから、あたしは普通に提案した。
「願い箱か…まあ、普通だけどはじめはこれでいいわ」
楓姉ちゃんも賛成した。
そして、私たちはこの村で神社を建てて、願い箱を設置する作業に入った。
つづく
俺は俺であり、そして俺はここにいることを証明し続けるため——