「説明がいりますね」
xishが質問をすると、私はこう返事を返しました。
「xishさん。貴方は私に『昨夜の状況はどういうこと』って聞きましたよね。私も言いましたけど、私の正体は恐らく狼さんたちにバレてしまいましたっと」
ここまで説明すると、のどが急に痒くなってきたせいで、私は思わず咳き込みました。
「ケホッ……失礼。この状況、私の正体が狼さんたちにバレる可能性は一つしかないと思います。つまり、私の言いたいことはそういうことです」
ケホっと。のどが痒い私はここでもう一度咳き込みました。
「しかし奇妙な話もあるものですね。この理屈はかなりシンプルで分かりやすいと思いますが、貴方にはそれをまるで考慮してません。もし貴方が狼なら、この結論に至るのは極めて容易いはずです。例え貴方自身が考慮してなくても、狼チーム全員が考慮してないことはさすがに考えにくいです。とすれば、貴方が白であることは自然とはっきり分かってきますーーと、私はこう判断しましたが、皆様はどう考えますか?」